人財成長のための取組み

我々は「ファインワインを通じて人に幸せと感動をお届けする」ことを理念としている会社です。
丹精込めて造った葡萄から作られるワインを託してくださった生産者の想いを、消費者に正しく伝える義務があり、また優れた生産者を発掘して、そのワインに相応しい価値を「ブランディング」及び「ありがとう営業力(利他提案営業力)」によって付加して世の中に伝え広めていくことが、ファインワインを扱うプロとしての存在意義であり使命と考えています。
そして、その使命を果たすのは社員一人一人であり、社員の成長なくして理念を実現することはできません。社員一人一人の能力の集積こそが我々のコアバリューなのです。
我々はこのような考え方のもと、人財育成にできる限り最大のマンパワーとコストをかける会社であると自負しています。

1 公正透明な経営体制

優れた人財を採用・育成していくために、まずは経営陣から襟を正し、でき得る限りオープンな透明経営を目指しています。
事業戦略、事業計画数値など、毎年機会を設けて全社員向けに説明会を実施し、会社が目指す方向や数字なども全員で共有しています。
もちろん個人情報・守秘義務情報等については、経営陣だけに留める場合もありますが、基本的には出来るだけオープンという形を目指しています。
それは、透明な会社体制こそが、そこで働く人財の参画意識や当事者意識などプロ意識を高めると考えること、そして、若いうちから会社全体をオープンに見渡す目を培って経営視点での判断力を養うことが人財育成につながると考えているからです。

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2 透明な評価制度

ヴァンパッシオンでは「役割期待型評価制度」を採用しています。この制度は、理念に賛同して集まった社員が高いプロ意識を持ち、チームワークを大切にする風土の中で遣り甲斐を持って働きます。自分らしく成長し幸せになることと同時に、会社としてのゴールを達成し社会に貢献する個人の集まるチームとなることを目的としています。

その大きな目的のもと、会社(チーム)が社員一人一人に対して求めるヴィジョンを示し、同時に各個人からも会社に求めるヴィジョンを提示して頂いて議論を交わし、個人のキャリアヴィジョンと会社(チーム)のヴィジョンが交わる部分を目標として設定し、半期、期末の2回、正式な振り返りの場を設けています。
例えば、何ができれば更に上の職務が任されるのか、あるいは管理職として必要な資質は何かなどを明記することで、頑張って実力を発揮している方、実力を伸ばしている方が正当な評価を得られる仕組みになっています。

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3 育成サポートの仕組み

人財育成上の要として、「もっとも大切なのはOJTである」と考えており、実際に管理職(課長以上)については、部下の育成の結果、部下の成長がその評価において大きく問われる仕組みとなっています。
つまり会社の仕組みとして、各部署の上席者が情熱をこめて部下を育成指導することを求める仕組みを保持しており、実際に各管理職者たちは、部下の育成に大変な力を入れています。
またOff-JTでは、社内ワイン勉強会、セールスリーダー研修会、ブランディング&輸出入実務研修会といった勉強会が随時開催されています。営業部門あるいは仕入部門の社員を中心として選抜制で海外ワイナリー研修を年に2~4度ほど実施する等、成長意欲の高い方が更に実力を伸ばすことのできるチャンスを整備しています。
「役割期待型評価制度」でスタッフに明示している能力やスキルを獲得するために、必要な知識やモノの考え方などを集中的に学ぶ随時の研修や勉強会も設定しています。

研修プログラムはこちら

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◆自立した人財を貴ぶ社風◆

ヴァンパッシオンでは「会社に頼らねば生きてゆけない」といった依存型人材の集団ではなく、「いつでも他の会社で通用する」という自立した人財が、素晴らしい仲間と一緒に自分一人の力ではなし得ないような素晴らしい仕事・理念の実現を成し遂げるために協業する自立&「コラボレーション型」の集団を目指しています。
それは「自らの力で勝ち取った自由の中で、自分らしく活躍している時こそが、人間はもっとも幸せに働くことができる」と考えているためです。
例えば、当社では部門別決算(いわゆるアメーバ型)制度を採用していますが、部門責任者はもとより所属する若手についても、自らの責務と権利を強く意識してもらう経営となっています。上述の「役割期待型評価制度」の設計そのものも社員全員の参画型で少しずつ完成を目指していますが、「自分達のルールは自分達が意見を出して作り、またそのルールの適用も自らが受ける」という形で「責任と権限」を一致させる形を理想として各自が努力を重ねています。研修においても「会社お仕着せ型の研修」ではなく、「会社は環境を準備するのみで、自分を成長させたい者が自発的に受講する形」をとっています。
ヴァンパッシオンの社風は、一人一人の役割や経験に応じた自己責任を常に求め続ける形、つまり個々のプロとしての自立を要求する社風であり、一般的には厳しいものと感じられるかも知れませんが、自らを伸ばす成長意欲のある方にとっては、遣り甲斐のある職場であると自負しています。

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