木川 綺生

木川 綺生 イメージ

新規事業部 │ 2024年入社

東京農業大学 国際食糧情報学部出身です。
よさこいソーランサークルに所属し、日本各地のお祭りに出向いて演舞を披露していました。

大学では農業を専攻していましたが、コロナ禍の影響で実習ができず、実際の農業の現場を学ぶ機会が得られなかったことがとても空虚に感じ、大学を休学する決意をして一年間全国の農家さんを巡る旅をしていました。
その影響もあり、趣味は旅をすること、旅した先の地酒を愉しむことです。
海外では現地の料理教室に参加して郷土料理を作って味わったり、国内では民宿で過ごして地元の方々の暮らしを体感する旅をしています。
和酒輸出担当としての一日の過ごし方は、そのときの船積み状況によって異なりますが、主に海外インポーターや蔵元さまからのご連絡を確認し、輸出チームと情報を共有しながら、丁寧かつ円滑に進行できるように心がけています。ご要望にお応えするために、日々思考をめぐらせ、最善を尽くすよう努めています。また、案内書や資料づくりもあり、考えを形にしていくお仕事が多いかなと思います。

IMG_4666

ヴァンパッシオンを選んだ理由を教えてください。

私がヴァンパッシオンに入社した理由は、農業への貢献度が非常に高く、農業と密接に関わる会社であると感じたからです。
大学を一年休学して日本各地の農家さんを巡る中で、さまざまな人と交流し、多様な地域の風土やそこに根付く文化、そして地域ごとに特色を持つ日本酒などの和酒に強く興味を抱くようになりました。しかし同時に、私たちの生活に欠かせない食料を生産する農家さんの暮らしや、美しい田園風景が失われていく現状を目の当たりにし、大きなショックを受けました。そんな中で、和酒の背景にある深い歴史や伝統、さらには農業を通じて培われてきた豊かな文化の価値を改めて実感しました。
そのため、和酒を海外に広める輸出に携わり、付加価値を付けて啓蒙していくブランディングを学ぶことで、和酒の味わいや香りだけでなく、その背景にある日本の農業の特色や地域ごとの風土、そしてその土地に根付く伝統や物語を正しい形で世界に発信するお仕事がしたいと考えました。
海外で和酒が広まっていくことで、日本の文化全体への理解が深まるだけでなく、農業や伝統産業が再評価され、国内でもより注目されていき、日本国内での日本酒産業や農業への関心が高まり、地域経済の活性化や伝統文化の継承にもつながっていくと思います。
ヴァンパッシオンではこのような役割を果たし和酒を通じて日本の魅力を発信し、国内外での文化交流を促進することで、社会的貢献度の高い経験ができると確信し、入社を決めました。

IMG_1616

現在の仕事の内容について教えてください。

現在は日本ワイン「鳥居平今村」のブランドサポートと、和酒輸出の海外向け営業を軸に、さまざまお仕事を経験しています。
鳥居平今村のブランドサポートでは、日頃の売上及び仕入管理等の実務的なお仕事から、お客様と鳥居平今村の畑を歩き、偉大なテロワールを体感し、感動していただくツアーを計画したりなど、大きなやりがいのあるお仕事です。
和酒に関わる業務は非常に多岐にわたりますが、日ごろの業務の根底にあるのは、蔵元さまが込めた想いやこだわりを正しい形で世界に届けることです。その想いを大切にしながら、日々輸出が円滑に進むよう努めています。また、海外のインポーターが来日された際には、酒蔵訪問のアテンドをさせていただくなど、和酒を深く知っていただく機会を提供させていただいています。和酒を通じて、日本と世界の文化をつなぐ架け橋となれるよう日々取り組んでいます。

IMG_4675

仕事をしていて遣り甲斐を感じるのはどんな時ですか。

もともと旅をしながら各地の地酒を愉しむのが好きだった私にとって、和酒のお仕事に携われていること自体がとても幸せです。さらに、蔵元の方々と直接お話しする機会に恵まれ、お酒を造る思いや情熱がひしひしと伝わってくるたび、その思いを海外へ届けられることに大きなやりがいを感じます。
まだまだ未熟で失敗も多いですが、経験豊富な先輩方から知恵をいただき、試行錯誤を重ねる中で物事が良い方向へと進む瞬間に出会うたび、自分自身の成長を実感しています。
日本酒は日本独自の文化や伝統を象徴する存在であり、その魅力を海外に広め、日本の美しさや価値を伝えることは、自国への誇りを世界へ届けることだと信じていて、この尊い役割を担えることに、日々喜びと責任を感じています。

IMG_4677

実際に働いてみて、ヴァンパッシオンの魅力とはどんなところだと思いますか。

芯があり、愛情深い方々ばかりが集まっているのが、この会社の何よりの魅力だと感じています。私は入社前まで、将来の自分がどんな姿になりたいのかを具体的に思い描くことができずにいました。しかし、ヴァンパッシオンでは、一人ひとりの個性や特性を深く理解し、その適性や希望を最大限に考慮したうえで、多様なキャリアの道筋を丁寧に提案してくれます。両親以外に私の将来についてここまで真剣に向き合ってくれる方々がいるとは思いませんでした。お仕事に対して注ぐ情熱と同じ熱量で、社員一人ひとりの人生にも真摯に寄り添うその姿勢に、日々深い感謝と感動を覚えています。愛に溢れ、心から安心して自分の可能性を広げられる、そんな環境がヴァンパッシオンにはあると感じます。

IMG_4682

入社前と後で何かギャップがありましたか。

こんなに出張に同行させていただけるなんて思いませんでした!入社して一か月半で国内の生産地ツアーに参加し、毎月出張に同行させてもらっています。
出張に同行することで、お客様に直接お会いしたり、生産者への訪問を通じてコミュニケーションをとり、自身が担う役割がどのように会社全体や取引先に影響を与えているのかを肌で実感でき、自身が任せてもらっている業務に対し責任感を持ち、より主体的に行動する原動力となっていると感じます。
現場での直接のやりとりを通じて生産者の方々やお客さまと信頼関係を築くことができる貴重な機会でもあり、日頃の糧となっています。
組織全体の未来を見据えて大きな投資をして、新卒でも関係なくさまざまな現場へ同行させてもらい、何にも代え難い貴重な経験ができているなと感じています。このような機会をもらえていることに心から感謝しております。

IMG_1704

就活中の学生に伝えたいことは? (就活で大事なことは何だと思いますか)

就職活動をしていた当時、他の就活生よりも優れていなければならないと思い、世間受けの良さそうな言葉を並べ立て、偽りの自分を演じてしまった時期もありました。しかし、振り返ってみると、私と同じ道を辿ってきた人などいるはずもないし、自分自身の言葉で、自分だけの経験を誠実に語ることこそが、最大の差別化になるのだと気づきました。そのため、どんな些細なことでも自分の歩みを振り返る時間を持つことが、とても大切だと思います。

プレッシャーなどでストレスを感じてしまうこともあるかと思いますが、どうか、適度に息抜きをしながら、自分自身を大切にして過ごしてください。