⾧ 萌生

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仕入企画部 │ 2022年入社

◎出身大学・学部
早稲田大学・教育学部複合文化学科
◎大学での活動
バレーボール同好会に所属、神楽坂の和創作イタリアンにて4年間アルバイト
◎趣味や好きなこと
バレーボール、レストラン巡り、YouTube で猫とゲーム実況を観ること

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ヴァンパッシオンを選んだ理由を教えてください。

食べることと飲むことが好きだったため、食品・飲料の業界に絞って就職活動をしていました。いくつかの専門商社から内定をいただいていたものの、学生時代アルバイトをしていたために思い入れのあった、レストランに関わる仕事をしたいという思いが強く、インポーター業も視野に入れるようになりました。他社ではなくヴァンパッシオン(以下VP)を選んだ理由は大きく分けて2つです。1つは、自分に VP で働く適性があると感じたため、もう 1 つは、VP に他社とは違う魅力を見出したためです。

1点目の適性に関しては、飲食のアルバイトでの経験と、大学での飲食表象論研究で学んだ知識、中高大のバレーボールで培われたチームプレー精神の3要素が、かなり VP と親和性が高かったように思います。
2点目の VP にしかない魅力については、主に営業の面と仕入れの面で感じました。VP 営業の魅力は、お客様(レストラン)との仲の良さです。選考前にアルバイト先のソムリエさんに他社の試飲会とVPの試飲会に連れて行っていただいた際、VPの営業さん達は、よりお客様と密に会話をしている印象がありました。仕入れの面では、インポーター業は、ただ中間業者としてワインを輸入し卸すのではなく、魅力ある生産者とテロワールの情報をお客さんに正しく伝えてワインに付加価値を与えることで、ワイン造りという農業に真摯に向き合う生産者の方々が少しでも報われることを目指すべきである、という川上さんの考えに深く共感しました。

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現在の仕事の内容について教えてください。

仕入れ企画部という部署のイタリアチームに所属しています。仕事内容は「仕入れ」と「企画」に大まかに分けることができます。
「仕入れ」は、主に対生産者のコミュニケーションがメインです。ワインを仕入れる際の現地・他部署とのやり取りや、年間で仕入れる数量の管理等がこれに当たります。英語でのメール作成やエクセルでの管理が主な業務なので、事務作業をすることが多い分野です。
「企画」は、前述した、ワインに付加価値を与える仕事です。2 カ月に 1 回開催される試飲会で行うセミナーの準備や、生産者カタログの作成等がこれに当たります。パワポでの資料作成やデザインが主な業務なので、クリエイティビティが求められる分野です。
その他、生産者の来日アテンドやお客様を現地にお連れするツアー等、二つの分野にまたがる仕事もあります。事務的な作業と創造的な作業のバランスが良い部署なので、飽き性の私でもいつも新鮮な気持ちで楽しめています。

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ヴァンパッションに入社して良かったことは何ですか?

ワインを情報媒体として、ワインの販売を情報産業として扱うことで、ワインの価値を新しく創り出すことができる点に面白さを感じています。
ロマネコンティが 100 万円を超える価格で販売されるのは、人件費や輸送費を含めた原価が 100 万円だからではありません。その歴史や希少なテロワールを、100 万円を払ってでも味わいたいという人が大勢存在するからです。
つまり、ワインの価格というものには、単なるブドウジュースの材料費だけではない、ワイナリーの歴史、生産者の人としての魅力、ワインの味わいに直結するテロワールの知識等、様々な情報の価値が含まれているのだと思います。ただし、情報はただ存在するだけでは価値として認められません。多くの人から理解されやすい形にまとめ、その情報が価値あるものであるとわかるような演出をし、最終的に多くの人に伝わる必要があります。
VPは、情報を価値として生まれ変わらせることに力を入れているインポーターであるように感じています。「なんとなく美味しい」、「なんとなく凄そう」だけで終わらせず、なぜ美味しいのか、なぜ威厳を感じるのか、ということを研究し、表現し、それが多くの人に伝わることで、新しい価値を生み出すことができるのが、VP に入社して良かったと感じることの一つです。

一日の過ごし方

10:00

出社

10:00 - 11:00

メールチェック、コレポン

11:00 - 13:00

生産者カタログの作成(文章やデザインを考える)

13:00 - 14:00

お昼休憩(時間が自由なのでお店が混まなくて助かります!)

14:00 - 15:00

デプレッション表(在庫、売上、船の動きがわかる表)の更新、確認

15:00 - 18:00

直近行われるイベント(試飲会、生産者来日、ツアー等)の準備
(セミナーのコンテンツ作成、来日、ツアーの宿や交通手段の手配等)

18:00 - 18:30

コレポン(イタリアが昼になるので返信が来ることが多い)

18:30

退社 退社後は社割で買った泡で晩酌!

※仕入企画部は海外交信があるため、10:00 - 18:30を定時としています

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仕事をしていて遣り甲斐を感じるのはどんな時ですか。

前提として、他のインポーターと比較して若い社員が多い会社なので、経験ある上司の指導の下、業界歴にかかわらず色々な仕事を任せてもらえます。裁量権が大きいため、どんな仕事でも遣り甲斐を感じやすいと思います。
具体的に遣り甲斐を感じることが多いのは、自分が作成に携わったセミナーや生産者カタログに対して、お客様が興味を示してくださったときです。
例えばセミナーには、都内トップのレストランのソムリエさんや大きな卸の責任者の方々が 20 名以上いらっしゃいます。そのような優秀な方々が、頷いたり、時に感嘆の声をあげたりしながらセミナーを聞いているのを目の当たりにすると、偉大な会社に参加しているのだなと実感します。最近の試飲会で、担当する生産者のブースにいらっしゃったお客様が、自分がデザインした生産者カタログを手に取ってくださったときも、「頑張って作ってよかった」と喜びを感じました。
今まで経験したような、目の前で感じた手ごたえだけでも遣り甲斐を感じているのですが、その感触がわかりやすく数字として表れたとき、さらに仕事にはまっていくのだろうなという予感があります。

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これまでに一番苦労したことはどんなことですか。どうやって乗り越えましたか。

入社してから今までの間に辛かったことありません。強いて挙げるとすれば、11 月上旬にサルディーニャから生産者が来日した際、空港まで生産者の方をお迎えに行ったときが、入社後一番緊張しました。
基本的に来日中は、現地在住のクルティエの方が通訳をしてくださるのですが、その方と生産者の方が別の飛行機でいらっしゃったため、お迎えのときだけは生産者の方と英語で直接お話をしなければなりませんでした。来日中は複数人でアテンドするため、一対一でお話しできる時間は仲良くなるチャンスだと思いつつも、英会話レベルが中学生並みの私にとっては難しいミッションでした。しかし、生産者の方がとても優しい方だったこともあり、翻訳アプリに助けられながらも色々なお話をして、少し仲良くなれたのではないかと思います。とはいえ、もう少し円滑に意思疎通できるようになりたいとも感じたので、数か月後に控えたツアーに向けて、英語とイタリア語を勉強中です。

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将来どんな立場で、どんな仕事をしてみたいですか。

今は仕入れ企画部での仕事にやりがいを感じていますが、将来的には営業部や他の部署でも経験を積んで、全社的な視点を持てるようになりたいと考えています。
その視点を持ったうえで、最終的に仕入れ企画部に戻るのか、他の部署に落ち着くのかはまだわかりませんが、どちらにせよ自分にとって一番力を発揮でき、会社に一番貢献できる場所で働きたいというのが今の希望です。この会社であれば自分自身にとって最善の人事判断を下してくださるだろうという信頼は厚いので、今は目の前の仕事に取り組むことに集中したいと考えています。
また、私は今のところ転職する予定はありませんが、入社してから出会った先輩の中には、転職したり博士号をとるために大学院に戻ったりした方もいました。もちろん会社として転職を推奨することはないとは思いますが、一人ひとりのことに関して時間をかけて考えてくださる人事体制があるので、働きにくくなったり他にやりたいことができたりしたとしても、相談しやすい環境だと思います。

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就活中の学生に伝えたいことは?

就活で大事なことは、嘘をついたり背伸びをしたりしないことだと思います。
面接は何回かで終わりますが、入社したら毎日働くことになります。少しの背伸びが毎日積み重なり、だんだんとしんどくなってきて、転職活動をしている大学の先輩や同期が私の周りでもそろそろ出てきている頃です。
VP の選考は私にとって、良い意味でほとんど労力がかかりませんでした。ES も無理なく満足のいく文章が書けましたし、面接も比較的緊張せず話したいことが話せました。それでも当然ながら、就活当時も今も自分には足りない部分ばかりですが、そういった短所も含めて、個性として受け入れていただいている実感があります。もちろん、キャリアのために、戦略的に自分のキャパシティ以上の企業を目指すという選択もあるかもしれません。ただ、できるだけそのままの自分を受け入れてくれる企業を探す方が、中⾧期的に充実した社会人生活を送れるのではないかと個人的には考えています。
このインタビューを読んでくださっている方々が、ヴァンパッシオンに限らず、ありのままの自分で一番輝ける企業と出会い、就職活動が成就することを祈っています。そして願わくばその企業がヴァンパッシオンで、いつかお会いできたらいいなと思います。